月: 2020年9月
-
トランプ大統領の破綻した富豪生活
New York Timesがトランプ大統領の所得税について緊急レポートを出した。15年のうち10年は所得税を支払っておらず大統領に就任した都市とその翌年には750ドルしか支払っていないという。これに…
-
新疆ウィグル自治区の中国化が加速している
新疆ウィグル自治区の中国化が加速している。明らかな人権侵害も見られるようだ。やはり中国は怖い国だなという印象を持ってしまうのだが、この問題は一筋縄では語れない。日本には反中国的な観点からこれを共産党…
-
SNSとトランプ大統領によって破壊されるアメリカの民主主義
政治を語るときには人格とトピックは分けて考えるべきだと言われることがある。確かに冷静な議論を行う上では重要なことなのだが、最近のアメリカはこれが当てはまらない。集団で狂気に駆られているようにしか見えな…
-
菅政権になって様々なIT・金融関連の問題が発火しつつある
今年も予算要求の季節になった。去年と違っているのは「デジタル化」という新しい目標ができたところである。目標ができるとどうなるのかというのがよくわかる記事が二つあった。各省バラバラに予算の囲い込みが始ま…
-
調停者としての君主を求め始めたアメリが合衆国とヘンリー王子
サセックス公爵夫妻がヘイトスピーチの抑制についてメッセージを出したというニュースを読んだ。違和感を感じると同時に「アメリカは王様を求めているんだろうな」とも思った。共和国として長い伝統を持つアメリカ合…
-
資本主義-豊かさの追求というゲームに参加したい人・逃げ出したい人・無理に組み込まれる人
「アメリカのサイレントマジョリティの人が抱える怒りがトランプ大統領再選の原動力になっているようだ」という回答をQuoraで見かけた。管理しているフォーラムにシェアしたところ、情報感度が高い方から「よく…
-
なぜ日本は失敗を許さない否定社会になったのか
先日、木工で棚を作った。SketchUpを使って設計したのだが失敗したと思う。うまく立たなかったのだ。ここから失敗は大切だと思った。棚の話は別のブログに書いたのので、ここでは「日本が失敗を許さない社会…
-
「ネトウヨ」は「安倍さんが連れてきた困った人たち」だった
先日、岸田文雄前政調会長が大坂なおみ選手についてコメントしていた。BLM運動に連帯を表明した姿に共感したのだろう。この時「多様性」という言葉を使いプチ炎上したらしい。安倍さんの置き土産だなと思った。 …
-
菅総理が新たな無駄を作りそうな運転免許証改革
「運転免許証のデジタル化」という奇妙な言葉を教えてもらった。菅総理大臣になってまた無駄が作られるんだろうなとため息が出た。この無駄の原因がよくわからない。うすらぼんやりと日本人にはシステム的思考は無理…
-
千葉県の県知事選挙が動き始める
2021年の春に森田健作知事が任期満了になる。森田知事は後のことを明言していないらしく後継をめぐり県知事選挙が動き始めたようだ。主な候補者として鈴木大地前スポーツ庁長官と熊谷現千葉市長の名前が上がって…
-
河野太郎の行政改革ショーは失敗する
河野太郎行革担当大臣が縦割り110番を開設したところ短い間に3000件のメールが殺到し窓口を一時的に閉じたそうだ。菅内閣は河野太郎大臣によって潰されるかもしれないなと思った。水戸黄門シンドロームのせい…
-
「人権」と「グローバリズム」の時代の終わり
日本では7年ぶりに政権交代が起きた。これとは別に世界の情勢も大転換を迎えつつある。人権・自由貿易という日本人が正解だと思っていた価値観が通用しなくなっている。つまり我々が正解だと思っていた民主主義が終…
-
トランプ大統領はブラック企業なのだがアメリカには逃げ出す自由もある
先日、アメリカで政権暴露本がたくさん出るのはどうしてだという質問があった。日本の官僚は天下りに依存しているので政権の悪口は書けない。だが、アメリカは転職が前提になっているからであろうと書いた。すると本…
-
芦名星 – 人生を取り戻すための行為としての究極の選択
女優の芦名星さんがなくなった。詳細はわかっていないが自殺だと考えられているようだ。ネットでは去年付き合っていたという有名俳優との関係が噂になっていた。一方、テレビはこの話題を扱いたいが自殺を誘発しては…
-
リーダーなき時代の対話なき総裁選が終わった
「デジタル庁についてどう思うか」を聞いてみた。デジタル庁というアイディアがめちゃくちゃだと思ったのだ。だが、実はこのアイディアが概ね好評なのだ。官僚から権限を奪うというのがメシウマ感覚を生じさせている…
-
「対話なき菅政権」を予感させる討論なき討論会
日本記者クラブが主催する討論を聞いた。日本の総裁選挙はクローズドで討論がないと書いてしまったので「まあ討論をやっているのだから聞いてあげないとな」と思ったのだ。聞いていて絶望的な気分になった。討論会の…
-
宝塚で不文律が廃止される – 自律的なマネジメントができなくなった日本人
宝塚音楽学校で長年の不文律が廃止されたそうだ。廃止されたのは主に上級生が下級生を指導するための「習慣」である。朝日新聞は見出しに電車にお辞儀をするという例を使っている。タイトルだけ読んで前時代的な習慣…
-
菅官房長官の消費税増税発言を喜んで受け入れる日本人
菅官房長官が消費税増税を容認する発言をしたそうだ。自民党総裁に当確が決まっているうえに野党が支持を集めないこともわかったのでこの時期だと考えて発言したのだろうと思った。だが翌日になって安倍総理と同じ考…
-
アメリカの大統領選挙には誰でもエントリーできるらしい
Quoraで面白い回答を見つけた。アメリカの大統領選挙に関するものである。アメリカの大統領選挙予備選は公開されていて有資格者(アメリカ生まれのアメリカ市民)であれば誰でも参加できるというのである。公開…
-
消費税議論でバカな人はなぜ誤魔化されてしまうのか?
消費税について否定的なことをいう人が多い。そこで逆張りして「政府の言っていることは正しくてメリットもあるのではないか」とする質問を見つけた。議論を確かにするために数字で根拠を示して欲しいのだと言う。道…
-
日米民主主義時代の終わり
日本では安倍政権から菅政権への政権移譲プロセスが粛々と進んでいる。政策についての議論はなく派閥の理論で決まり顔見世興行的にメディアへの露出が続いている。菅新首相からすぐに出てきたのは敵を設定しメディア…
-
「菅総理」の強引なメディア対策と産経外し
菅義偉官房長官が各メディアとのインタビューに応じたらしい。読売新聞は「独自」と銘打っている。このインタビューを読むと菅総理の特徴がいくつか見えてくる。全体的にしたたかさが感じられる内容になっていた。意…
-
安倍政権を総括すると「虚」にしかならない
巷で安倍政権の総括をせずに次の政権の話ばかりするのは如何なものかという話がある。だが総括は不可能だと思う。安倍政権は「虚構の首相によって支えられた虚構の内閣」だからである。その虚構ぶりを示すエピソード…
-
国民不在で「二階外し」に動くみっともない自民党とみっともない日本
なんだか不思議な事になってきた。菅義偉官房長官が総裁選に出馬する前から菅総理が確定してしまった。仕掛けたのは二階幹事長であるとされている。だが、時事通信の記事によると乗り遅れを懸念した他派閥(細田・麻…
-
他国のいざこざはさっぱりわからない – ギリシャとトルコの領海争い
先日、管理している掲示板にギリシャとトルコの領海争いに関する記事がシェアされた。何回も読んでみたのだがさっぱり意味がわからなかった。特に問題なのは画像だった。出元がわからないのだ。国連とEUの絵がロゴ…
-
日本のマスコミが伝えないアメリカの流血大統領選挙
8月29日にオレゴン州ポートランドで一人の男が射殺された。CNNの記事によるとその男の名前はアーロン・J・ダニエルソンという。トランプ大統領の支持者でBLM抗議運動から「アメリカを守る」ためにデモに参…
