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鬼の居ぬ間にガザ攻撃

5〜8分

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先程ネタニヤフ首相がガザ地区に対する攻撃を命じた。トランプ大統領がアジアを歴訪している時を狙ってガザを攻撃したのではないかと思う。

いずれにせよガザ地区におけるイスラエルとハマスの対立は「分断」の究極形態といえる。2つの陣営がそれぞれ「自分たちこそ正しい」と主張しているため、もはや真実がどうあろうが別に大した意味は持たないという状況だ。

Bloombergは「イスラエル首相、ガザ攻撃を国軍に指示-米仲介の停戦が危機に」と書いている。2つの解釈ができる。

  • そもそもネタニヤフ首相がガザ和平に応じるつもりがなかった
  • トランプ大統領の視線がアジアに向いているため振り向いて貰う必要があった

そこでBBCの記事を読んでゆく。

停戦合意は3週間前に結ばれたが第2段階の交渉は行き詰まっていた。

イスラエルはハマスが返還したとされる遺体は新しい人質のものではなかったとしている。イスラエルはドローンで監視していたがハマスは地面を掘り起こして埋め戻しただけなのだという。一方でハマスはイスラエルが攻撃の口実を探していると反論している。イスラエル側はハマスが約束を履行しなかったという理由で強い攻撃を命じた。

バンス副大統領は「停戦は維持されている」と主張し「小さな小競り合いが続いている」と主張している。一方でイスラエルと敵対的な関係のトルコはイスラエルが停戦協定を公然と違反したと主張した。

この記事の時点では9名がなくなっている。

結局、外形的な事実からガザ情勢において「どちらが正しいのか」に付いて判断することは不可能だ。こうなるとホワイトハウスとイスラエル首相府の内部情報がう重要になる。つまりAxiosの出番である。もともとネタニヤフ首相はトランプ大統領に連絡を取り「攻撃の許可」を得ようとしていたが連絡が取れなかったために独自攻撃に方針を変更したそうだ。

つまりドローンで情報を集めてアメリカ合衆国を説得しようとしたがアメリカにおじてもらえなかったために「行動だけ先に起こして後で追認してもらえば良いや」と考えたのだろうと結論付けることができる。

  • Israeli officials told Axios that Netanyahu was seeking to get in touch with Trump — who is traveling in East Asia — to seek a green light for a military response.
  • But the events in Rafah appear to have changed Netanyahu’s calculus. There’s no indication they spoke before he released the statement announcing new strikes.
Netanyahu orders “powerful” strikes in Gaza as ceasefire breaks down(Axios)