選挙戦もいよいよ中盤に差し掛かる。そんな中、高市総理の発言がいよいよ支離滅裂になってきた。経済の専門家たちから発言を疑問視され、勇ましい発言で自らの逃げ場を次々と焼き払っているが、国民人気は高く順調に選挙に勝利しそうである。選挙後が楽しみで仕方ない。国民もわかっていて高市自民党を支持するのである。言い逃れはできないだろう。
高市総理が成長戦略について投稿している。数字と勇ましい名詞・形容詞が並んでおり「それなりに」期待が持てる内容だが、よく読むと「検討を加速する(が、結果は約束しない)」という内容になっている。期待をつなぎ白紙委任を取り付けることしかできないほど追い詰められている事がわかる。
テレビでは温厚な発言で知られる加谷珪一氏もYouTubeではこの調子。追い込まれて解散を選択せざるを得なかったのだろうとの認識を示したうえで、実際には緊縮財政だが市場が「財政拡張的」と判断し円安インフレが進む可能性があると分析している。ただし中身がないため「分析のしようがない」という結論である。
さらに円安についても支離滅裂な発言を繰り返している。REUTERSと日経新聞の記事を見つけたが、日経新聞(社説で消費税ポピュリズムを厳しく断罪している)は切り取りだと言われることを恐れて全文掲載している。
総理大臣と自民党総裁のポジションを使い分けないと発言を整合させることができない。総理大臣が口にすべきではないとの認識を示したが「じゃあ言うなよ」としかいいようがない。
また海外に工場が移転してしまった今となっては円安メリットはさほどないだろうというのが経済を専門にしている人たちの一般的な常識だ。
その上で「だから円高が良いのか、円安が良いのかわからない。これは総理が口にすべきことじゃないけれども、為替が変動しても強い日本の経済構造を一緒に私は作りたい。だから国内投資をもっと増やしたい」と強調した。
代わりに「外為特会がホクホク」と理由のわからない自慢をしている。国民生活が円安で困窮する中で政府がホクホクだと自慢されても「意味が分からない」としかいいようがない。
しかし高市総理の発言が疑問視されることはなく支持率は高いままである。報道各社は従来の自民・公明・立憲という枠組みが崩れたために、予想に大きなズレがある。
こうなるとSNSでの反応が気になるが、SNS投稿は「キャンセル合戦」の様相。自民党支持者たちは中道の安全保障政策について指摘し、中道支持者たちは高市総理と旧統一教会の問題を囃し立てる。しかしおそらくこれが投票行動に影響を与えることはないだろう。
一方で「寄らば大樹」と考える人々が参政党から自民党に乗り換えつつあるようだ。参政党のSNSの伸びが参議院選挙と比べ落ちているそうだ。党首自身が認識を示している。またXの投稿は高市総理に関するものが多いのだという。良くも悪くも関心を集めていると分かる。
「少子化は不可避で地方の衰退は避けられない」とのニュースに辟易している有権者たちが「嘘でもいい」から明るい高市総理にすがりつきたいという気持ちは何となく分かる。内容はわからない。メディアは否定的。でもそれでも信じてみたいという一種の鎮痛剤中毒のような状況なのかもしれない。
そんな状況で「高市総理の発言には中身がない!」などと叫んでも無駄だろう。鎮痛剤を取り上げられた人たちはおそらく色をなして取り上げた人を責め立てるはずだ。中毒とはそういうものだろう。
ここはまず選びたいものを選び、後から「蒔いた種」を刈り取ればいい。高市総理が選挙中に何を発言したのかのログは取られている。今後何を実施し何を実施しないのかを観察しつつ、選挙中に浮上したスキャンダルについても「時間ができた時点」で説明すればよかろう。

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