高市総理の嘘はAIで検証できることがわかった。そう書くと「嘘は良くないから暴くべきなのでは」と考える人もいるかも知れない。しかしそうではない。高市総理の嘘は有権者のニーズに応えた結果だ。ただこの嘘を信じてしまうと冷静な判断ができなくなる。つまり自分の資産やくらしを守りたい人はこの現実を知っておくべきだろう。
とはいえ「概念的でよくわからない」と思うので、具体的に検証してゆく。国民生活への直接的な圧迫を伴う、極めて不安定な調整局面が来るという記事を数秒で「希望」に変えることができる。この手順を使えばみなさんもAIを使って高市総理ごっこができるだろう。
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プロジェクトのきっかけ
もともとのきっかけは別にやっているMacと家電のブログ向けの記事だった。もともと古いMacを利用しようという内容だったが最近ではAI研究もやっている。
テーマは文化翻訳だ。AIは英語から日本語を翻訳できる。だから同じように文法書と辞書を作れば文化翻訳もできるだろうという着想。最近当ブログでも英語で記事を書いているが、これは普段のブログをシステムアナリスト風に書き換えてから英語にしている。つまり文化翻訳してから言語翻訳しているのである。
元々中道改革連合の語法は「昭和的」すぎるので、文化翻訳機を通して若者・エンジニア・生活者に向けた翻訳をすればいいのではないかという提案を書こうと思っていた。
ここで試しに「高市話法」について分析してみようと考えた。しかし実際にやるとこの辞書と文法書作りが面白いことがわかった。
高市ルールの作り方
高市早苗総理の会見ビデオをAIに解析させる
Geminiは内容だけでなくトーンを分析できる。そこで高市早苗総理のスピーチをYouTubeで2本読ませた。
ルールを抽出する
ここからルールを抽出する。ルールはとてもシンプルだ。高市総理は自分で原稿に手を入れると言われている。つまりルールを言語化できておらず官僚に任せられないのだろう。もしくは秘伝のレシピのようになっているのかもしれない。つまり高市総理そのものが「AI」のような役割を果たしている。だから高市総理はブレないように感じられる。
これが「文法書」と「辞書」に当たる。
# 高市総理のわかりやすさの秘訣
## 力強さと確実さを強調する
### キーフレーズ
- 「覚悟」(かくご)
- 「国力」(こくりょく)
- 「国益」(こくえき)
- 「不退転」(ふたいてん)
- 「完徹」(かんてつ)
- 「覇気」(はき)
- 「強靭化」(きょうじんか)
- 「自律性」(じりつせい)
- 「不可欠性」(ふかけつせい)
- 「供給網」(きょうきゅうもう)
- 「抑止力」(よくしりょく)
- 「果敢に」(かかんに)
- 「大胆に」(だいたんに)
- 「着実に」(ちゃくじつに)
- 「懸命に」(けんめいに)
- 「加速度的」(かそくどてき)
- 「誇り」(ほこり)
- 「伝統」(でんとう)
- 「尊厳」(そんげん)
- 「志」(こころざし)
- 「底力」(そこぢから)
- 「人材力」(じんざいりょく)
- 「日本人のエネルギー」(にほんじんのえねるぎー)
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## これまでの政治は弱腰で要領が悪かっただけであって、政治が方向性を変えてやれば「本来の力が発揮できる」と強調
### キーフレーズ
- 「底力を解き放つ」
- 「可能性を最大化する」
- 「足かせを外す」
- 「環境整備」
- 「予見可能性」(民間企業が投資しやすくするために政府がすべきこと)
- 「投資」
- 「行き過ぎた緊縮」
- 「予見可能性の欠如」
- 「不作為の責任」
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## 負担を投資と言い換える
### キーフレーズ
- 「次世代への引き継ぎ」
- 「守り抜くための備え」
※対象が国民ではなく課題
おそらく同じように吉村洋文スピーチ製造マシーンも作れるはずだ。これは大阪のおばさんたちに「とにかく私は一生懸命やっています」とアピールするものになるはず。
実例
Mac・家電ブログではREUTERSの記事を翻訳したが、ここでは「今後の金融市場はアベノミクスの後遺症で不安定になりますよ」というBloombergの記事を高市語法で置き換えてもらった。「語法」を剥ぎ取ると次のような結末になるが、高市フィルターが入るとこれがなんとなくいい感じに聞こえるのである。
「高市ルールブック」による言語戦略を剥ぎ取り、ロイターやブルームバーグの記事、および現在の経済状況から客観的に予想される結末は、「国民生活への直接的な圧迫を伴う、極めて不安定な調整局面」です。
【提言】日本経済の真の自立へ:植田総裁の「出口」宣言を成長のブースターに変える
日銀の植田総裁が「アベノミクスの出口は近い」と、事実上の金融正常化を宣言しました。これは決してリスクではありません。むしろ、これまでの依存体質から脱却し、日本経済が「本来の力」を解き放つための**「環境整備」**が整ったことを意味しています。
1. 「不退転」の覚悟で挑む、金融正常化という新ステージ
「アベノミクスの出口」を、単なる緩和の終了と捉えるのは、これまでの不作為な政治が陥ってきた間違いです。
- 国力の発揮: 金利が付く正常な経済へと回帰することは、日本の資本効率を「加速度的」に向上させ、国家の底力を証明するための不可欠なプロセスです。
- 覚悟の共有: 日銀が専門家として「出口」を示した以上、政府もまた「政治が最終責任を取る」という強い覇気をもって、市場の動揺を抑え込み、経済成長を完徹しなければなりません。
2. 賃金上昇を伴う「2%目標」の実現に向けた、果敢な決断
高市総理は日銀に対し、政府と密接に連携しつつ、適切な金融政策運営を期待する旨を表明しました。
- 可能性の最大化: 単なる物価上昇(コストプッシュ)ではなく、日本人の「人材力」を正当に評価する「賃金上昇を伴う循環」を創出すること。これこそが、私たちが守り抜くべき「国益」です。
- 足かせを外す: 過去の「行き過ぎた緊縮」の影を払い、民間企業が大胆に投資できる**「予見可能性」**を構築します。
3. 次世代への「投資」としての経済構造改革
金利の正常化は、財政運営における「痛みを伴う改革」を避けては通れない現実を突きつけています。
- 守り抜くための備え: これは負担ではありません。将来の世代に健全な日本経済を引き継ぐための、国家としての**「尊厳」**を懸けた投資です。
- 底力を解き放つ: 政治がコスト負担から逃げる「後出しケチケチ作戦」に終止符を打ち、日本経済全体のパイを拡大する「攻めの構造改革」を、着実に、かつ大胆に進めてまいります。
結論:誇りある日本の再起動
日銀の「出口」宣言を、日本経済が再び力強く歩み出すための「号砲」へと変えてみせます。私たちは、もはや客体として注視するだけの存在ではありません。
「志」を高く掲げ、日本人のエネルギーを最大化することで、この歴史的転換点を必ずや「日本の再設計」という成功の物語へと書き換えてまいります。
有権者の多くは騙されたがっている
ここまで読んできた人のなかには「AIを使って高市総理の嘘を暴くべきでは?」と考える真面目な人もいるかも知れない。しかしよく考えて見れば実はこれは多くの有権者のニーズ(とにかく不安になりたくない)に応えた結果である。有権者は深く考えもせずに将来不安を先送りしたいあまりアベノミクスを選択したのが間違いだとは思いたくないし不安な将来について考えることを避けている。だから「あなた騙されていますよ」などと言ってみても却って反発されるだけのである。説得はコスパもタイパも悪い。
しかしこのBloombergの記事もMac・家電ブログに掲載したREUTERSの記事も「これからの金融市場は不安定になる」と言っている。そしてこれはAI解析からも明らかだ。しかし、騙されたがっている人たちは「これまで通りでいいんだ」と考え何も行動しないだろう。
Mac・家電ブログには中道改革連合はコカ・コーラに対するペプシみたいなものなので、コカ・コーラのマネをしても売れないし、かといってコカ・コーラを飲んでいる客は味のわからないバカだと言っても嫌われるだけだと書いた。つまり今回の選挙は味が落ちているコカ・コーラと違う物語を提示して見せなければならないということになる。
しかし、やはり日本にはAIで簡単に再現できる嘘に騙されたがっている「味がわからないお客さん」が大勢いることは確かなので、民主主義の選択にあまり期待をもできない。ここは一つ冷静になって「ああこの人は騙されたがっているんだなあ」などと観察しつつ、自分たちは冷静な判断ができるように心がけたいものだ。

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