今回のイランとの戦争は「パンドラの箱を開けた」と言われている。イスラエルがイランの生活インフラを攻撃したためだ。ところが、これがイランの革命勢力には「好機」に見えている可能性がある。自分たちが排除されてきた「経済」を破壊すれば、「お互い様」の状況を作り出せるからだ。
イランはホルムズ海峡に機雷を敷設したと伝えられている。自分たちの石油も運べなくなる「非合理的」な選択である。
- イラン、ホルムズ海峡で機雷の敷設を開始 情報筋(CNN)
- ホルムズ海峡への機雷敷設、海運と世界経済に甚大な混乱の可能性 米軍退役少将(CNN)
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また、UAEへの攻撃も始めた。UAEは西側と協力しながら、アフリカなどの勢力を支援してきた。しかしイランにとってUAEは、中国と並ぶ重要な貿易相手国でもあった。
イランの攻撃の矢面に立たされるUAE、戦争を始めたのはイスラエルと米国なのになぜ?(CNN)
ここから、イラン革命防衛隊が「経済繁栄」を諦め、資本主義そのものを攻撃し始めた兆候がうかがえる。
では、これが今後のイランの本流になるのか、という疑問が浮かび上がる。この問題について考えていくと、終末戦争をめぐってアメリカ合衆国の福音派と奇妙なリンクを形成していることが見えてくる。経済成長と繁栄から取り残された人々が「非合理的で奇妙なダンス」を踊っている。
このため世界が今後「合理的な秩序」に戻るのか、それともこのまま非合理化が進むのかを理解しなければ、これからの国際情勢を見通すことはできないのだ。
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