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立憲・公明の闇鍋新党の名前は「中道改革連合」に

11〜16分

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立憲民主党と公明党の新党の名前は「中道改革」だと朝日新聞が書いていた。その後TBSの取材では「中道改革連合」になりそうだ。しかしながらこの政党が一体どんな政党になるのかを誰も説明していない。闇鍋のような政党だが比較第一党になる可能性があり闇鍋新党から総理大臣が出る可能性を排除できない。

立憲民主党は元々アンチ・アベ政治政党だった。しかしそもそも安倍総理がなくなった時点で政党としての存立意義を失っている。連合が支持母体と言われることがあるが連合は国民民主党も支援している。

立憲民主党は政党としては残るようだが「一つの役割を終えた」と枝野幸男氏が書いている。これはアンチ・アベ政治政党の終了宣言だ。

一方で公明党も衆議院小選挙区からの撤退を発展的解消に見せる必要があった。ひとまず母体としての公明党は参議院に残るようだが斉藤鉄夫氏は中国比例にまわり「政治家個人」としての出口を確保した。

この中道という言葉は敢えてあいまいにされている。立憲民主党は党内左派を牽制する「右傾化」用語として利用している。また自民党が敗北した場合にリベラルな宏池会系議員や石破茂氏などを迎え入れやすい。

一方で創価学会において「中道」は全く違う意味がある。

仏教用語の中道とは要するに「欲張らずかといって頑張りすぎず」に仏道を目指しましょうという意味で政治用語ではない。

元々戦前に国家から弾圧された歴史があり(学校教師だった牧口常三郎氏は国家神道から敵視されて獄死している)高市早苗総理を代表する神道系保守と折り合いが悪かった。そもそも我欲を嫌う中道の精神と「日本人ファースト」は相容れないうえに、憲法9条を改正して「再び殺生ができる国」にしようとしていると理解されているのではないかと思う。

真言密教系の仏教と違い、日蓮宗系はおそらく厳密な教義ではなく現世利益を重要視しているはずだ。つまり創価学会の信者も「中道」の意味を厳密に理解していない可能性がある。政教分離原則の影響から公明党はそもそも仏教的な「中道」の概念は用いていないが、それでも「なんとなく新しい新党が学会の教えである中道を採用しているのではないか」と信者に納得させる効用を狙っているのではないかと思う。

さらに単なる中道ではなく「改革も忘れていませんよ」「色んな人の連合ですよ」として間口を広げたことでこの政党名に落ち着いたのだろう。

ただ、こうした曖昧さはさまざまな禍根も残しそうだ。小西洋之氏がこんな投稿を出している。小西氏も必死なのだろうが実に危険な兆候だ。

経緯は次のようになる。

  • もともと立憲民主党は反アベ政党。
  • 安倍晋三は憲法を蔑ろにしているとして「立憲」民主党という党名が採用された。
  • しかし集団的自衛権の限定行使容認から10年が経ってしまったのでこれをすべて違憲だと主張するのが難しくなった。
  • さらに国民民主党の玉木雄一郎氏が「安全保障で異なる考えを持っている政党とは組めない」と主張。
  • そこで創業者の枝野幸男氏が「手続きに問題があっただけで法律としては問題がない」と主張を変えた。
  • しかし反アベ運動の支持を受けている小西洋之氏はこれに異議申し立て。
  • 今回の新党構想で、枝野幸男氏は「一定の役割を終えた」と支持者に理解を求めた。
  • しかし小西洋之氏はこれに納得しておらず「これからも自分の主張を安保調査会副会長として追求するぞ」と宣言。

ポイントになるのは、誰かから、口頭で(つまり相互理解があるかを文書で確認せず)、言質を得た(何を確保したかよくわからない)という点。日本の曖昧な組織文化においてトラブルを招きやすい「口約束」である。

もともと「選挙互助会」の組み直しにすぎないので、そもそも政党理念も選挙に向けたマニフェストも、そして政党名すら曖昧なままで話が進んでいる。おそらくこうした口約束が飛び交っているのではないか。

ただし公明党と組んだことで、過半数は確保できないものの比較第一党になる可能性が出てきた。

この政党は闇鍋だと書いた。単なる悪口だと思われるかもしれないが、何を目指した政党かわからないところから総理大臣(そもそも党首も決まっていないようだが)が出る可能性が排除できないのだから、今回の総選挙は「闇鍋総選挙」になる可能性がある。結果は美味しくできているかもしれないし、全く食べられないものかもしれない。全ては気まぐれな民意次第だ。高市総理はやはりパニックボタンを押したのだ。

闇鍋新党には玉木雄一郎氏を担ぐという選択肢もあったのだろうが、国民新党側で辞退したそうだ。

【玉木代表】榛葉幹事長には(立憲の)安住幹事長から連絡があったと報告を受けておりますけれども、我々としてはそういった動きには与しないということで決めておりますので、幹事長から先方の幹事長にお断わりの返事をしたと報告を受けております。

国民民主党 玉木雄一郎代表ぶら下がり会見(2026年1月15日、立憲民主党と公明党による新党結成の動きを受けて)(国民民主党)

ただし連立が公明党執行部主導で進んだため創価学会との調整は今後行われる可能性があるようだ。創価学会も「この状況で信徒をまとめるのは難しい」と考えている。

落選中のある自民前職は最近、地元の学会幹部から「学会内も一枚岩ではない」‍と告げられた。立民と公‍明が共闘しても引き続き応援する学会員もいる、との趣旨だ。この前職は「共闘が自民にとってどこまでマイナスになるのか、正直つかみきれない」と語った。

マクロスコープ:立公新党で54選挙区逆転の試算も、自民「究極の野合」(REUTERS)

いずれにせよ「選挙が終わるまで自民党にいたほうが得なのか」「新党に合流したほうが得なのか」はわからないのだから、選挙後にまた政党の組み直しが行われるのかもしれない。これまでの新党ブームで何度も繰り広げられてきたドタバタ劇がまた始まろうとしている。つまりこれは闇鍋椅子取りゲームだ。2月8日に向けて軽妙な音楽が流れ始めた。

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