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最後まで面倒なことから逃げ続けた石破総理 パレスチナ政府承認を拒否

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自民党凋落の原因と石破総理の失敗の原因は分けて考える必要がある。石破総理の失敗の原因は面倒なことから逃げ続ける消極姿勢にあった。この人は終始一貫して逃げの姿勢を貫いた。結局その程度の政治家だったのである。

石破総理は戦後80年談話にこだわっていると言われているが諮問機関を作って内容を精査しなかった。党内保守派の反発を嫌い逃げたのだと言われることがある。

そんな石破総理だが、現在は国連総会でなにか発言する機会を探っているとされている。

石破総理の「リベラルな姿勢」によって保守票に依存する参議院議員が落選している。「明日(3年後)は我が身」の保守派の議員たちは「80年見解は出すな」と圧力をかけているそうだ。混乱を招くと言っているが実際には「自分たちの縄張りを荒らすな」ということなのだろう。

そんな石破総理の最後の晴れ舞台になりそうなのが国連総会である。戦争への反省を継続する姿勢を示すのではないかと保守派をヒヤヒヤとさせているが、国連改革を訴えるのではないかとされている。

今回の国連総会で目玉になりそうなのがパレスチナ政府の承認だ。

必ずしも清廉潔白とは言えないパレスチナ政府に対して「将来の承認」というニンジンをぶら下げておきたかったのだろうがイスラエルが人道犯罪に手を染めてしまい見過ごせなくなってしまった。国連総会ではヨーロッパの各国がこぞってパレスチナ政府を承認するだろうと言われている。またEUはイスラエルへの制裁を検討しており国際世論はイスラエルにとって厳しいものになりつつある。

石破総理が国連改革を打ち出すならば世界に向けた日本のリーダーシップを示す必要がある。そのためには国際世論の風を読むことが重要だ。しかしアメリカ合衆国の圧力を恐れてパレスチナ関連の会合をスキップするそうだ。

ああやはり最後も逃げてしまった。その程度の人だった、結局辞めて正解だった。

石破総理の国際的なイニシアティブを強調するはずだったTICADもナイジェリアに定住ビザを与えるのではないかと騒ぎになっていた。結局自民党の政治家は誰かに利権を配り喜んでもらうという発想から抜け出すことなどできない。

そもそも自分たちの信念に従って毅然とした行動を取ることなどできないのだ。