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承:意外な合理性を見せ始めたイラン革命防衛隊

5〜8分

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合理的なはずのアメリカ合衆国が混乱する一方で、イランの革命防衛隊が意外な合理性を見せ始めた。

ホルムズ海峡の封鎖は行わないと宣言し、船舶の航行を選択的に認めている。実際、トルコの船舶は航行を許可された。一方で、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が主導してホルムズ海峡の船舶護衛構想を打ち出したが、「事態が落ち着くまで派遣はできない」としている。アメリカ合衆国も「いずれ護衛を行う」としているものの、アメリカ海軍は船舶会社からの要請を「危険だから」として断り続けている。ホルムズ海峡の実質的な支配権がイラン側にあることは明白だ。

ピート・ヘグセス国防長官は「モジタバ師は顔を負傷しており、統治者としての当事者能力に欠ける」と主張している。この発言からは、イランを権威主義的な独裁体制として理解していることがうかがえる。つまり「悪のリーダー」が国民を力で押さえつけているという図式である。しかし、象徴的権威である天皇を長く推戴してきた日本人であれば、「隠されたリーダー」という仕組みにもそれなりのメリットがあることを理解できるはずだ。ここにはアメリカ人の文化理解の浅さがよく表れている。

イラン革命防衛隊は「モジタバ師」という錦の御旗を掲げつつ(声明は読み上げられたものであり、実際にモジタバ師自身が発出しているとは限らない)、何かを選択的に攻撃していることは明らかである。

しかし、その「何か」が何であるのかは、いまだはっきりしない。例えばイランは、第二の貿易相手国であるUAEを攻撃している。ホルムズ海峡に機雷を敷設し、第二の貿易相手国を狙って攻撃を行う行為は、一見すると「狂っている」ようにも見える。しかし、もしこの戦争を国家同士の戦争ではなく、別の構造として捉えるならば、この不可解な行動にも一定の説明が可能になる。

そのヒントになるのが、ジャレッド・クシュナー氏の存在である。クシュナー氏が新しい中東経済ネットワークの「設計者」というより、むしろそれを仲介するブローカーとして機能している可能性がある。


本日は小論文でおなじみの「起承転結」方式にした。全体構成はこちらから御覧いただける。

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