9,200人と考えAIとも議論する、変化する国際情勢とあいも変わらずの日本の行方


トランプ大統領の「直感」によって収拾がつかなくなった戦争(1/4)

5〜8分

イイネと思ったら、Xでこの投稿をシェアしてください

トランプ大統領の発言が二転三転していると指摘されている。

戦争はすぐに終わると言ってみたり、イランと話し合って停戦するつもりはないと言ってみたり、「その日の気分」で発言が変わっているように見えるためである。記者たちは盛んに見通しを尋ねるが、「敵を利することになるから、そのようなことは言えない」と主張し、議論は噛み合わない。ついには日本の記者に対し、「真珠湾」の事例まで持ち出した。

この一連のやり取りを見て、「意外と人の話を冷静に聞く人は少ないのだな」と感じた。トランプ大統領の頭の中では、議論は一貫している。

すなわち、世界最強の軍隊を世界最高の戦略家が指揮している以上、負けるはずがない。仮に負けているように見えるのだとすれば、それは協力しない誰かがいるからだ、という論理になる。

自分は失敗しないのだから、成功した場合には、さらに大きな成功を目指して資源を投入すべきである ― そのためには、どれだけの資源を使っても構わない、という発想である。

トランプ大統領のMBTI診断については、人によって意見が分かれている。ES(外向的感覚型)とEN(外向的直感型)という意見があるそうだ。

しかし現在の彼は「見込み」に強く支配されており、ENではなくINの状態にあると考えると辻褄が合う。聴衆の反応に応じて感覚的に意見を変えていく点から、うまくいっている時の彼はESTP(実利的な企業家タイプ)と捉えられる。そして、その裏側にはINFJ的な構造がある、という仮説も立てられる。つまり劣等機能がINFJとして表に出てきているのである。

MBTIによる分析は「他者に対する決めつけ」にならないよう留意する必要があるが「劣等機能」を特定することで、その人の内面的な成長の指針を見出すことも可能である。要するに、使い分けが重要だということである。

もう一つ重要なのは、その人が抱く「憧れ」である。感覚的に物事を判断する人物が、「冷徹な戦略家」に憧れ、そのように自己演出することがある。そして、それを「本来の性格である」と誤って分析してしまうケースも少なくない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です