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サントリーホールディングスの新浪会長が退任

4〜6分

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緊急記者会見が行われサントリーホールディングスの新浪会長の退任が発表された。本人は不在だった。サントリーは今や高齢者向けサプリの大型プレイヤーになっておりその影響を懸念したものと見られる。しかし家宅捜索の結果警察の容疑を裏付けるような証拠は見つからなかったようだ。会長2人体制だったそうだが記者会見では新浪不在の体制では国際競争力が落ちるのではないかなどの質問が飛んでいた。

記者会見では新浪氏が牽引してきた国際事業への影響を懸念する声も上がっていたがさすがに居残る人たちも「これからが不安です」とは言えないだろう。自分たちが引き続きしっかりと経営してゆくと表明していた。サントリーは海外展開を目指し三菱商事出身でローソンの経営で手腕を発揮してきた新浪氏を起用したなどと朝日新聞は書いている。

突然行われた記者会見では新浪さんがどんなサプリを使っていたのかは「知らぬ存ぜぬ」ということになっていた。何があってもいいように早期に切り離しを図ったのだろう。

現役世代は大麻成分と言っても色々あるだろうにと考えるが、ワイドショー世代の高齢者は「大麻=芸能人の間に蔓延する恐ろしい麻薬」という印象がある。高齢者向けサプリの大型プレイヤーになっているサントリーホールディングスとしては風評被害は避けたかったところだろう。

ワイドショー世代の感性は独特。過去にワイドショーで取り上げられた統一教会と安倍派の関係性が問題視され自民党の支持が落ちたという前例もある。平成のワイドショーは印象重視なので「悪い印象」がついただけで組織の印象に大きな影響が出る。

記者会見では「サプリの内容を公表しないのではネットを中心に風評被害が広がるのでは?」という質問も出ていたがそこは抜かりなかった。こちらは新浪さん本人の口からTHCではなくCBDであると説明されたようだ。家宅捜索で違法な薬物は見つからず尿検査の結果もシロだったと伝わっている。

現在の社長は鳥居さん会長は佐治さんである。鳥居家が創業したサントリー(とりい・さん)の二代目が佐治家の財産を継承したことで以降たすき掛け人事が続いてきたそうである。つまり創業者が残り外からやってきた新浪さんが退陣したことになる。

会見では英語と日本語で役職の肩書が変わっているというような説明も出ていた。海外では会社を代表しているように見せながら「家の財産は創業家が守る」という古い体質が残っていたこともうかがえる。