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イランのハメネイ師にロシア逃亡計画

5〜7分

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イギリスのタイムズ紙がハメネイ師の海外逃亡計画について伝え、時事通信が引用報道している。今のところ単なる心理戦の可能性が高いがときにこのまさかが現実になることがある。

イランでは徐々に通貨リアルが紙くず化しており、政府抗議で死者が出ている。人権団体の調査では死者は16人だそうだ。

しかしそもそもハメネイ師は高齢でありロシアに逃げる前になくなる可能性もある。問題はイランでハメネイ師の後が決まっていないという点にある。

比較対象になるのはアサド政権崩壊後のシリアである。シリアはポストアサドへのトランジションが比較的スムーズだった。

しかしイランは事情が違っている。仮にハメネイ師がいなくなれば即座に後継者問題に発展する。革命国家の体裁を取っているために世襲が許される雰囲気ではない。また革命防衛隊の存在もある。更に国内には多数の少数民族も抱えている。

イランはレバノンやイエメンなどの武装勢力を支援している。司令塔が瓦解すればこれらの勢力が独自で活動を始め中東が不安定化する可能性がある。またサウジアラビアとUAEは共通の敵を失うことになるため今度はアラブ圏で主導権争いが起きる可能性も否定できない。

イランはアメリカやイスラエルの攻撃を恐れ核物質・施設を分散させている。国土の広さと山がちな地勢を利用しているのだ。

総合力がなくなれば核兵器は作れなくなるかもしれないが核物質は分散し「汚い爆弾=ダーティーボム」が蔓延する可能性は高い。今でもアメリカ合衆国はどこに核物質があるのかを掴みきれていない。あるいはロシアやパキスタン(すでに核兵器を持っている)に核物質が流れる可能性もある。そもそもハメネイ師がロシアに逃れるとすれば「手土産」が必要になるかもしれない。

ここまでは単なる中東の混乱だがこの時点ですでに「エネルギー価格の上昇」は避けられない。しかし中東情勢が混乱しアメリカが対応を間違えると、サウジアラビアはアメリカへの投資を引き揚げる可能性がある。これは株価の暴落につながってしまう。

問題の根幹は「そもそもハメネイ師が高齢である」という点にある。つまりロシアに亡命しなくても亡くなった瞬間に状況が不安定化する可能性があるということだ。本来はアメリカ合衆国とヨーロッパが共同対処すべき局面だが、トランプ大統領がベネズエラ攻撃を成功させたことでグリーンランド問題が緊張しつつある。

つまりハメネイ問題は最悪のタイミングで最終局面を迎えていると言えるのかもしれないが、そもそも日本はどうしていいかわからなくなり、安倍総理の遺影を掲げたままで「しばらくお待ち下さい」状態に入った。

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