9,100人と考えAIとも議論する、変化する国際情勢とあいも変わらずの日本の行方


おこめ券議論が炎上 鈴木農水大臣のあからさまな利益誘導

6〜9分

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そもそも戦略を持たず長時間働いていれば結果が出ると信じている高市総理のもとで案の定物価高対策が迷走している。中でも目に余るのは農政トライアングルはえぬきの鈴木農水大臣のあからさまな利益誘導だ。しかしあまりにもあからさますぎてすでに炎上状態になっている。

高市政権を批判したい当ブログだが、一旦はChatGPTが作った改革の物語を受け入れてみることにした。高市政権は維新と組んで改革のイニシャルコストを支払う意欲があると言う説である。

しかしこのおこめ券問題は明らかに既得権(レントシーカー)の温存につながる。そこでこの問題をこんこんとChatGPT氏に問い詰めてみた。

さて、鈴木農水大臣のおこめ券問題とはなにか。石破政権はこれまでの生産調整を見直しコメの価格を下げる政策に舵を切った。しかし農政トライアングル(農林水産省、自民党農林族、農協)は石破・小泉改革に抵抗している。反石破色我強い高市政権ではこの農政トライアングルが容認されており、これは高市政権が改革の意欲を持たないことを意味していると言えるだろう。

しかし「はえぬき」鈴木大臣の利益誘導はあまりにもあからさまだった。おこめ券はJA全農や全国米穀販売事業協同組合(全米販)が発行するが500円の額面のうち60円がJA全農や全国米穀販売事業協同組合(全米販)の取り分となる。

早速この問題は羽鳥慎一のモーニングショーで取り上げられ「一体誰がトクをするのか明白ですよね」などと総括されていた。

あまりにもやり方があからさまなため、交野市長が「おこめ券は絶対に配らない」と反発。初回の説明会も2時間40分に渡り質問や「意見」が100も飛び交うという一種の炎上状態が生まれている。

しかし官僚気質が染み付いた鈴木農水大臣は「おこめ券が知られていないとは驚きました!」としれっと主張。本来かかるはずだったCM費用を浮かしておこめ券を宣伝した。彼は国民ための大臣ではない。農政トライアングルの利益代表にすぎない。

こうした国民感情に逆行した動きは本来ならば感情的に批判する以外にないのだが、高市総理と維新は改革政党であるという物語をおくと分析がしやすくなる。

ChatGPT曰く、今回のおこめ券問題は、これまで日本の成長を妨げてきた典型的なレントシーカー問題であり、本来高市政権がなすべき改革の妨げになると分析した。

しかしその後のChatGPTの改善策はやや暴走気味だった。

  • まず消費者に選択肢を示し(実際にカタログを配っている自治体もあるようだが)
  • おこめ券の経費を透明化し
  • デジタル化で改革のシンボルにすべきだ

といい出した。

選択不能な利権を作り透明性を低くして「甘い汁」を吸ってきたレントシーカーたちの顔色がみるみる青ざめてゆくのが見えるようだ。試しに誰か野党議員に個の問題を取り上げてみていただきたい。鈴木さんの顔色が変わるところが見てみたいい。

最後にChatGPT氏に「あなた、いい政治家になれますよ」と入力したところChatGPT氏もまんざらではない様子だった。AIも進化したとは言えお世辞にはまだ対応していないようである。

ただし今回の議論を見ると、省益にまみれた官僚たちがどのように国民から富を奪ってきたのかがよく分かる。コメの価格高騰という国民にとっての問題はいわば火事のようなものだ。彼らはそれを利用して「火を消してあげますよ」といいながら火事場泥棒を働いているのだ。有権者もこうした官僚たちの本心をしっかり認識しておくべきだろう。

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