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【速報】自民党と公明党が26年の連立に終止符

6〜10分

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公明党の斉藤鉄夫代表らが会見を開き自民党と公明党の26年の連立が「一旦白紙」になった。首班指名では高市早苗と書かず斉藤鉄夫と書く。表向きは政治とカネの問題が解決しなかったことが「離婚」の理由になっているが、選挙協力の怨恨が離婚に結びついたものと見られる。

表向きの離婚理由

8日に党首会談が行われ10日に再度協議することにしていた。公明党側は9日に手続きを行い連立離脱について協議の上、斉藤鉄夫代表らに一任という手続きを行ったが高市総裁は菅義偉氏らと話し合っただけで何もしなかった。斉藤鉄夫代表によると高市新総裁は何度も何度も「時間が欲しい」と釈明したそうだ。高市総裁は「公明党からこの場で決めろと迫られた」と主張している。

裏で何があったのか

石井啓一代表が不退転の覚悟で埼玉14区から立候補。覚悟を見せるために比例重複で立候補しなかった。埼玉13区の三ツ林裕巳氏の支援を期待していたものとされるが「政治とカネ」の批判が高まりどちらも落選してしまった。

東京都では選挙区選定を巡り東京都連との間に強い緊張関係があった。当時の都連会長(萩生田光一氏)が今回高市新総裁により復権した。さらに高市新総裁はまず国民民主党と密会する。

これまで個人的なパイプだった菅義偉氏が麻生太郎氏との争いに負けたこともあり間を取り持つひともいなくなっていた。高市新総裁は慌てて菅義偉氏と面会する。

表向きの「政策」ではなく積もりに積もった恨みが爆発したものと考えられる。記者たちはこれを斉藤鉄夫代表から聞き出そうとしていたが斉藤鉄夫代表は「建前」を崩すことはなかった。

一方で下村博文氏の名前が裁判によって明らかになったとも言っており強い恨みを感じさせる。

自民党はなぜ提案を飲めなかったのか

自民党は地方の議員が中央の議員を支える構造になっている。国民民主党はこの構造に着目し「地方議員が企業から献金を受けてはいけない」という提案をしている。地方議員の金の流れを断てば自民党の党勢を効果的に削ぐことができる。公明党は今回「国民民主党と同様の案」と明言しており、そもそも飲むことができない提案を突きつけた可能性がある。

高市早苗総裁は「自分一人では決められない」と釈明

高市早苗新総裁も会見を開き「地方の意見を聞かないままで自分と幹事長で独裁はできない」と釈明している。

これからどうなるのか

メディアの表現は「いったん白紙」となっている。公明党が強い決意を示したことで自民党が慌てて対応することを期待しているのだろう。

公明党はわざわざ今後の選挙における協力を拒否する旨の説明をしている。公明党票に頼る自民党議員からの働きかけを期待しているのかもしれない。

当初首班指名の国会が開かれるのは15日とされていたが、公明党との協議が長引くとされており20日の国会開催も危ぶまれている。しかしながらトランプ大統領が27日に来日するものとされておりここまでに新しい総理大臣を選ぶ必要があるとされている。

国民民主党は早くも公明党と政治とカネの問題の共闘を働きかけている。

日本の総理大臣が選ばれる仕組み

日本は議会の首班が総理大臣となる。天皇の委任を受けて内閣のメンバーを組織する仕組みだ。首班は次のように選ばれる。

  • 衆議院・参議院で過半数を取れればその候補が首班に指名される
  • 過半数が出なければ決選投票が行われ首位になった人がその議会の首班になる
  • 衆議院・参議院の首班が異なる場合には話し合いが行われる
  • 参議院が首班を出さなかったり話し合いが不調に終わった場合には衆議院の首班が議会全体の首班となる

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