本稿では、トランプ大統領を心理学的に分析する。本来、彼は「周囲の状況を感じ取り、柔軟に対処する」ことで成功してきた人物である。しかし現在は、劣等機能に支配され、暴走しているという仮説を立てる。
この仮説からはいくつかの知見が得られる。まず、「なぜ世界が狂ってしまったのか」をモデル的に説明することが可能になる。たとえ状況に直接対処できなくとも、出来事を「言語化」することで一定の安心感を得ることができるだろう。
次に、組織や個人の生活を破綻させないための示唆も導き出される。
個人においては、「優等機能と劣等機能の双方を意識的にコントロールすること」が重要である。とりわけ、劣等機能が暴走し始めた際に、それを自覚できるかどうかが分岐点となる。すべての機能を完全に発達させることは不可能である以上、「自分と異なる機能を持つ他者」を補完的に取り入れることも重要である。
いずれにせよ、トランプ大統領の暴走によって、世界は今後しばらくのあいだ、アメリカとイランの対立に対処せざるを得なくなる可能性が高い、と予測される。

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