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「ディスコンボビュレーター」を使った:トランプ大統領の混乱が制御不能な段階に

6〜9分

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トランプ大統領の発言がますます混乱している。ついにありもしないディスコンボビュレーター」という武器の名前を使って軍事作戦を説明し始めた。現実と空想が曖昧になっていることがうかがえる。つまり恍惚状態に入っているのだ。

トランプ大統領はNATOの兵士は役に立たなかったと主張しイギリスを怒らせた。そしてそれを否定したり謝罪することはなく「新しい物語」を上書きしている。普通は「謝罪をするのが恥ずかしかったんだろう」と思う。

ところが今度はニューヨーク・ポストにベネズエラの軍事作戦を説明するときに問題が生じた。トランプ大統領は「私がこの兵器について話すことは許されていない」と前置きしている。トランプ大統領はアメリカ行政府のトップなので誰かに「発言の許可を求める」必要はない。そもそも言ってはいけないことは言ってはいけない。そしてそもそも「ディスコンボビュレーター」なる武器はSFなどで使われることはあっても実在しない武器のようだ。

つまりこの発言を聞いた専門家は「ああこの人は現実と空想の区別がつかなくなってしまったのか」と考えるだろう。

結果的に金融市場は「トランプ大統領は少しおかしいのかもしれない」と静かにドル離れを起こし金の価格が高騰している。ベッセント財務長官の理不尽な「円を助けるような」行動も必死の消火活動である可能性がある。つまりアメリカでは常識はずれの何かが起きている可能性がそれなりにある。

政策が首尾一貫しなくなると思わぬ連鎖が生じる。ミネアポリスでICEが地元住民と衝突を起こしており、普通のアメリカ人の死者が出た。37歳の白人女性で3人の子供の母親であるルネ・グッドさんが亡くなると「普通のアメリカ人もターゲットになるかもしれない」という危機感が強まったが、今度は37歳の白人男性で退役軍人省の看護師アレックス・プレティさんが殺された。ボンディ司法長官はすぐさま「テロリスト」と呼んだがビデオ映像からプレティさんは殺される前に武器を手放していた可能性が高まっている。

もちろん民主党はテロリスト扱いに激怒していてあと数日で連邦政府が閉鎖されるかもしれない。下院ではすでに妥協案ができているが上院の通過の見通しはまだ立っていないそうだ。

米、再び政府閉鎖か 民主、移民当局発砲に猛反発(時事通信)

ついに共和党の支持母体である全米ライフル協会が反発を始めた。合法に許可を得た銃を持っているだけでテロリスト扱いされては困るというわけだ。

ここで全米ライフル協会の味方をすると、最初のパム・ボンディ司法長官のテロリスト発言を撤回する必要が出てくる。これはボンディ司法長官の弾劾騒ぎに発展しかねない。

これまでもトランプ大統領の放言は「何も行動をおこなさないなら特に問題視しない」という方向で処理(スルー)されてきた。しかし放言を放置し続けたことで暴走が始まった。仮に本人に何らかの狙いがあればいいのだが、どうもそうではないようだ。言っていいことと悪いことの区別がつかなくなっており、情報のアップデートもできておらず、現実と虚構の区別もつかなくなっている。

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