またしてもオランダのルッテ連立内閣が崩壊した。11月に総選挙が行われる。崩壊の理由は移民政策だった。現実的な対応を求めるルッテ氏とお花畑的な左派の間で折り合いがつかなかった。
オランダの政治事情は極めて不思議だ。特に争点らしき争点がなく「移民にどの程度優しくしてあげるのか」が唯一の争点になっている。それをめぐって同じような議論が延々と展開され「やっぱり折り合いませんでしたね」として総選挙になる。当人たちにはそれなりの切迫感があるのだろうが、経済的に余裕のある国ならではののんびりとした政治といえるのかもしれない。
“なんとも不思議なオランダのルッテ政権崩壊。争点は優しすぎる移民政策の是非。” の続きを読む