AMP for WordPressは閲覧者数を増やすのか?

最近Googleが色々なお勧めをしてくるようになった。中にAMPを導入しろというものがある。AMPを導入するとモバイルページの読み込みが早くなり従って閲覧者数が増えるというので実際にやってみた。導入にちょっとしたコツがいるのだがあまり情報が出回っていないようだ。




まず、今回試したセッティングについて解説する。このKey Quesionsの他にもう1セットWordpressを持っていてマルチサイトで運営している。マルチサイトとは1つのWordpressで複数のブログを運営できるサービスである。サブドメインを変えて運用すれば別のサービスのように見えるのだが実際には1つのデータベースで運営されている。プラグインの導入も更新も一回の管理で完結する。

ちなみにKey Questionsのサブドメイン名がwpmuになっているのはもともとthe Key Questionsをマルチユーザー・マルチサイトで使おうとしていたからである。結局the Key Questionsはシングルユーザー・シングルサイトで使っているのでサブドメインと使い方がずれてしまっている。

結果から言うと数字は低下した。11月23日ごろから数字が急落しているのがわかる。そして29日に回復している。一体何があったのか。

結論から言うとこれは計測方法の間違いによるものだ。AMP化はプラグインを導入するだけで実現できるのだがあとの管理が若干厄介になる。問題は二つある。計測方法とAMP特有のエラーである。

計測方法問題

もともとgoogle-universal-analyticsというサードパーティー製の計測ツールを使っていた。どういうわけか2021年の4月に開発が中止されている。ところがGoogleが勧めてくるAMP for Googleというプラグインはサードパーティー製のJavaScriptを容赦なく剥ぎ取ってしまう。このため一部欠測になってしまったものと思われる。

これを補うためAMPプラグインの中に直接Google Analyticsのコードを埋め込むようにと指南しているウェブサイトもある。確かにプラグインの設定ページにはそのような項目があるのだが奇妙なことが書かれている。SiteKitというオフィシャルのプラグインを使えと言ってくるのだ。

SiteKitは複雑化するGoogle関連の設定を一つのところでまとめることができるようにしたプラグインである。だが、AMP導入を指南するページはSiteKit導入前に作られたものが多くSiteKitがコードを入れることを想定していない。だからAMPプラグインに直接計測コードを打ち込めと書かれているわけだ。

しかしSiteKitの設定ページを見ると「すでに他のプラグインが計測をしていますよ」という注意書きを出してくる。これでは堂々巡りである。

結論から言うとgoogle-universal-analyticsを一度オフにしてからSiteKitを設定しなければならない。SiteKitで[設定]から[アナリティクス]を選択する。SiteKitが計測していれば「Snippet is inserted」と言う表示が出てくる。そうでなければ[Edit]を押して「Place Universal Analytics code」と「Place Google Analytics 4 code」を選択する。すると自動的にコードが挿入されると言う仕組みになっている。

Googleは計測の仕組みを随時アップデートしている。従来のUniversal Codeの他にGoogle Analytics 4という別の仕組みができている。Universal Codeはページビュー単位での成績を見るのに使うのだがGoogle Analytics 4はユーザー単位の履歴を管理しようとする。一応違いは解説ページに書かれているがおそらくこれを見てもなんのことだかよくわからないだろう。さらにプライバシー保護の観点からユーザー履歴はマスクされるようになっている。特にApple陣営のSafari(iPhoneはこれを標準で使っている)はプライバシー保護に熱心だ。このためGoogle Analytics 4はUniversal Codeの置き換えにはならない。だから結局、両方使い続ける必要がある。

さらにUniversal CodeはAnalytics 4と連結してやる必要がある。こちらはアナリティクスの管理画面にゆきプロパティの欄から[GA4設定アシスタント]を使って連結する。コンセプトが理解できればそれほど難しくはないものの慣れるまでが大変である。

SieKitを使うとこの辺りの統合は自動でやってくれるので特に面倒な作業は必要ないのだが、やはりちゃんと計測できているのかは不安になる。一晩たって様子を確認しページビューが復帰していることが確認できた。やはりこれまで一週間ほどはAMPのデータが欠損していたのだろう。

だが、AMPがページビューを押し上げたということはなかった。検索したところ「総合的に判断するがAMPだからといってランキングを優遇することはない」そうである。優遇措置は2021年6月に終わっている。

エラー問題

さらにプラグインを導入してAMP向けのページを作ったことでサーチコンソールから「必須の構造化データ要素のエラー」というエラーが出てくるようになった。これが直ちにランキングに影響することはなさそうだがエラー自体は非常に気になる。

有効なページもそうでないページも同じWordpressで作られているわけだしAMPも同じプラグインで作られている。にも関わらず有効なページとそうでないページの二つができてしまっているのだ。今のところ警告はあるが有効という扱いになっている。どうやら他のプラグインがぶつかっている可能性があると言う情報がある。

そうこうしているうちに画像が小さすぎるというエラーが出るようになった。パソコンでないと見えない図表なども使っているのでモバイルユーザーには読みにくいのだろうなと思う。

ここで下手にAMPプラグインを抜いてしまうと「ページが見つかりません」というエラーが出てしまうのだという。ちょっと心配な情報が複数出てくるため、今の所メインで使っているKey QuestionsにはAMPプラグインが導入できずにいる。

色々とうるさいことを言ってくるGoogleのことなど無視すればいいのではないかと思うのだが、やはり無視できない。ランキング上位に来たページは飛躍的に閲覧数が伸びるからだ。

現在パキラが落葉シーズンに入ったことで一部の株の葉っぱが黄変している。「枯れるのではないか」ということを心配した人が大勢検索をして一つのエントリーにアクセスが集中しているのがわかる。実際に検索から流れてくる人は大勢いるのである。

サイト内Google検索


Google Recommendation Advertisement



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です