注目されていた衆参の補選が終わった。政治報道の世界では「岸田政権の中間評価だ」と言われたが有権者の関心は低かったようだ。焦点は所得税減税だということになっているが、これもさほど盛り上がってるようには思えない。
そもそもいつ所得税減税が行われるのかもはっきりしない。今回の議論では「税制大綱に書き込む」ことだけが目標になり実施は来年の夏になるかもしれない。世耕参院幹事長が「夏のボーナスに間に合えば」と言っている。もともと岸田総理の「増税メガネ」イメージに対する反論にすぎないので選挙さえ諦めれてしまえば減税は実現しなくても特に問題にはならない。「増税メガネ」批判をされた時に「今検討中でございます」とだけ言えればいい。このまま防衛増税議論が盛り返すのかあるいは議論自体をペンディングにするのかなどに注目が集まる。
“「所得減税は来年のボーナスまでにぼちぼちと」と世耕弘成参院幹事長が発言” の続きを読む