ウクライナで汚職による高官の辞任が相次ぎゼレンスキー大統領が苦境に

もうすぐロシア侵攻から一年になる。ウクライナ国民の疲弊・疲労は想像するのが難しい。そんな中、ウクライナ政府の高官が次々に解雇されるという異常事態になっている。当初、日本語の記事ではあまり詳しい状況が分からないのでCNNFOXを読んでみた。その後でBBCが状況を簡潔にまとめる記事を出してきた。

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「ゼレンスキー大統領の感動的な議会演説」報道がいささかスッキリしない理由

ゼンレンスキー大統領がアメリカ合衆国を電撃訪問し米国議会で感動的な演説を行った。このニュースはワイドショーで大きく「胸を打つスピーチ」として取り上げられていた。だがこれを見て「なんだかスッキリしないな」と感じた人もいたのではないだろうか。BBCとロイターがその背景を書いている。主権国家とは何か戦争とは何かということを考える上ではかなり興味深い洞察が得られる。

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「プーチン大統領が狙っていたのは実は日本だった」情報の信憑性と集団思考の恐ろしさ

ロシアはウクライナでなく日本攻撃を準備していた…FSB内通者のメールを本誌が入手という物騒な記事をNewsweekで見つけた。記事自体は煽り気味のタイトルなのだがロシアが考える情報戦の内情がわかる興味深い内容だ。さらにこれについて考えてゆくとロシア指導部が陥っている集団思考の恐ろしさもわかる。

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ポーランドの爆発事件のその後の経緯まとめ 最悪の事態は回避

ポーランド東部の農村プシェボドゥフで爆発騒ぎが起きた。一時は「NATOとロシアの直接対決か」などと言われていたのだがG20のためにインドネシアに集まっていた首脳たちが事態を沈静化させたため、最悪の状況は回避された。焦点になったのは2名の死者を出した当事国ポーランドの対応だった。

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NATO加盟国のポーランドにロシアからのミサイルが着弾し2名が死亡か

今週は外交ウィークなので大したことは起こらないのだろうと思っていたのだがポーランドにミサイルが着弾したというニュースが入ってきた。ポーランドはNATO加盟国なのでロシアがNATOを攻撃したことになる。ミサイルが着弾したのはポーランドのPrzewodówという村だ。2名の死亡が伝えられている。Googleマップで確認するとこの村はリビウの北側約70kmに位置する。ポーランドが若干ウクライナに張り出した地域である。

まだ「速報」レベルなのでこの記事にも事実誤認が含まれる可能性がある。またこの記事は予告なく修正されることがある。くれぐれも今後の報道を注視していただきたい。

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「このままでは第三次世界大戦」だ「いやこれはアルマゲドンだ」

何者かによって橋を爆破され面子を潰されたプーチン大統領が報復に出た。民間人に対する無差別の攻撃であり国際法と現在の国際秩序に対する真っ向からの挑戦状である。国際社会はこの暴挙を止めることができておらず、現在の国連中心の体制が機能不全に陥っていることがわかる。

そんな中、アメリカ合衆国で言論合戦がエスカレートしている。「このままでは第三次世界大戦だ」とか「これはアルマゲドンだ」という言論が聞かれる。情報を発信しているのは大統領選挙の候補者たちで一方の当事者は現職である。目の前の選挙戦に夢中になっていることがわかる。国際的には一種の空白状態となっており北朝鮮やイランが核開発を進めるには好都合な展開になっている。

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クリミア橋の爆破の原因は爆薬を積んだトラックではないとBBCが報道

クリミア橋が爆破された。プーチン大統領の側はトラックの爆破が原因になっておりそれはテロだといっている。そしてロシアはおそらくはこの分析に従って相手側を無差別に攻撃した。犠牲になるのは民間人であり従ってこれは通常の戦争の規範を大きく逸脱する。いわゆる「戦争法違反」である。だから、この一連の出来事は国際的に非難されてもしかるべきである。

ところがBBCが「いや待てよ」といっている。今回の爆発のきっかけはトラックではないといっているのである。この報道にはもう一つ重要な情報がある。今回事件を仕掛けた何者かが破壊しようとしているのは橋ではなく「信頼」かもしれないというのだ。信頼が崩れれば戦争の基礎となるプーチン体制が弱体化する。そして、プーチン体制の弱体化で得をする人たちは何も外だけにいるのではない。

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メドベージェフ氏の終末の日予告はどちらにとっての終末を意味するのか?

おそらく現実的には起こらないのだろうが「クリミア半島の橋の攻撃」と「終末兵器の使用」の可能性が取り沙汰されている。できるだけ考えたくないという人もいれば盛んに既定路線だと煽り立てているといった具合だ。

こうした予測が出るのはカディロフ首長が小型核のしようを仄めかしメドベージェフ元大統領も「クリミアへの攻撃はウクライナの終末になる」という予想を出しているからだ。

だが状況を見ていてこの終末がどちらに向かうかはわからないと思った。メドベージェフ氏は明らかに外に向かっての攻撃を意図しているのだが「自分達の足元が崩れかねない」という可能性については失念している。いわば頭に血が昇った状態にあると言える。

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民間軍事会社 世界を混乱に陥れかねないプーチン大統領の危険な発明

日本で国鉄・電電公社・専売公社の民営化が政府効率化のためという理由で持て囃されたことがあった。この流れは郵政の民営化まで続き自民党の内紛の原因になっている。

最も巨大な産業である軍隊でこれをやったらどうなるのか? というのがプーチン大統領の発明だった。このプーチン大統領の発明は単なる失敗ではなく世界情勢を巻き込んだ大惨事に発展している。さらにこれを模倣する人たちが出て来ればさらに混乱は加速するだろう。今回はプーチン大統領が発明したワグネルとアフリカのお話である。

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盗んだ他人の土地に「核兵器の鍵」をかけるプーチン大統領

イギリスタイムス紙の報道がちょっとした騒ぎを引き起こしている。ロシアがウクライナとの国境で核兵器実験をしているというのである。いよいよロシアがやけになってNATOを攻めるのか、あるいはカディロフ首長が考えるように立てこもりに使うのかなどなど不安は尽きないのでこれについて調べてみることにした。

西側は「使う」という選択肢を盛んに心配しているがロシアは「核兵器の別の使用目的」を想定しているのではないかと思う。日本語でわかりやすく例えると「お守り」である。核兵器で結界を作ろうとしていると表現してもいい。ある意味極めて呪術的な核の利用方法だが実際には効果が出る。

もちろん、この結論は新聞報道から得られた意見ではなくあくまでも個人の感想だ。最初にお断りしておく。今後、テレビでいろいろな専門家の意見が聞けるはずなのであくまでも準備運動程度に目を通していただきたい。

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