月: 2025年6月
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アメリカの議会状況 綱渡りのなか将来の負債だけが積み上がる
先程の赤澤大臣の話の中で「アメリカの議会は大詰めを迎えている」と書いた。一体どんな議論になっているのかをかいつまんで説明することにする。上院での最終審議直前でこの後下院に差し戻されて本決まりになる。 …
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日曜日の朝の衝撃 トランプ大統領が日本に対する関税を「通告」 はしごを外された赤澤担当大臣
タイトルを見て「あれ?今日は月曜日じゃないの」と感じた方も多いだろう。日曜日は現地時間である。日本でもアメリカでも一般の人達がテレビで政治ニュースを見る時間帯だ。 トランプ大統領が「日本の自動車輸出は…
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自民党が守りたいのは国民生活ではなく消費税 森山幹事長
今回の参議院選挙。自民党はかなりまずいのではないか。森山幹事長が「消費税を守り抜く」と主張しているという。これが「自民党が守りたいのは国民生活ではなく消費税」と捉えられるのではないかと感じた。
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日本は米中アヘン戦争の拠点になっていると日経新聞が指摘
Xでジョージ・グラス在日アメリカ大使の投稿を見つけた。なぜかストーリーが出来上がっているようなので、背景を調べてみた。 悪の組織中国共産党がアメリカ転覆を狙ってアヘン戦争を仕掛けているという筋立てのよ…
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交渉の天才かジャグリングの天才か トランプ大統領は今日も大活躍
トランプ大統領がカナダとの関税交渉を打ち切った。先日までは「妥結は近い」としていただけに大きな変化と言えるがマーケットは即座に反応しなかった。トランプ大統領の発言をスルーしたのだ。 現在のアメリカ合衆…
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【ABCニュース】連邦裁判所が「裁判所には行政を監視する権限はない」と宣言し大統領令の差し止め権限を制限
アメリカ合衆国は誰がアメリカ人かで大混乱に落ちいっている。 結果的に憲法規範を守っていては収拾がつかない状況に陥った。最高裁判所の保守派の判事たちはいちいち介入していては持たないと考えたのだろう。下級…
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「不法」移民急増の果に 憲法秩序が混乱するアメリカ合衆国
業務が急拡大した会社がある。正社員の雇用が間に合わないためにバイトを大量に入れたらどうなるか? このエントリーでは、アメリカ合衆国で急増する「不法移民」について考える。不法移民の導入はバブルを弾けさせ…
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生活保護いじめの果に 最高裁が安倍政権の判断に違憲判断
最高裁判所が安倍政権下での生活保護減額に違憲判決を出した。厚生労働省の判断を違憲としたが国の賠償責任や厚生労働大臣の責任は認めなかった。 今回は厚生労働省が鉛筆を舐めて作った数字だけが間違いだったと指…
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参議院選挙の投票は無駄かもしれない おじいさんたちが大連立を模索
選挙前になると「国民の政治参加は重要だから選挙に行くべきだ」という人が出てくる。では選挙の後に政党と政党の間の組み合わせが勝手に変わってしまったらどうなるか。有権者の判断は選挙後にリセットされ、投票は…
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【ABCニュース】幸福追求権が狭められるアメリカ合衆国
非常に短いニュース項目にPlanned Parenthoodという言葉が出てくる。文字通りの翻訳は計画的親権だが「家族計画」を意味しているそうだ。 CNNによると最高裁判所は「公民権法」を理由に州の決…
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【要約】何も言えない石破政権が日本を危険にさらす
この文章は「トランプ大統領にへつらうNATOと何も言えない日本」の要約なので新しいことは書かれていない。前の記事を読んだ人は読む必要がない。 時事通信は同盟国には異議申し立てができないと主張している。…
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トランプ大統領にへつらうNATOと何も言えない日本
トランプ大統領のNATO訪問が終わった。 ヨーロッパはアメリカをつなぎとめるためにへつらいとも言える待遇を行い、日本は下を向き何も言えなかった。様々な事情がありヨーロッパのようにへつらいきれなかったの…
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【ABCニュース】日本人には耐えられない例え 「トランプ大統領は厳しいお父さんみたいだ」とルッテ事務総長
トランプ大統領はイランとイスラエルの紛争を「子どものけんか」に例えた。へつらい気味のルッテ事務総長はこれに同調しトランプ大統領を「お父さん」と呼んだ。 これだけでもイランとイスラエルの紛争を矮小化して…
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坂道を転がり落ちるように 玉木雄一郎代表が「助成には難しい」発言で炎上
玉木雄一郎国民民主党代表がまたまた舌禍事件を起こした。今回は国民民主党の政策は女性には難しいという女性蔑視と取られかねない発言だ。このところ玉木雄一郎氏は坂道を転がり落ちるように転落しつつあり「玉木個…
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イランの核施設は破壊されていないはリークだった トランプ大統領は国内に宣戦布告
イランの核兵器開発の可能性が高まった。きっかけはトランプ大統領の政治的宣伝だ。軍の初期レポートがCNNなどで報道されたが、これは「リーク」によるものだった。トランプ大統領とホワイトハウスはリークした人…
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NATOはアメリカ合衆国を接待モード 日本メディアは3.5%を既定路線化
NATOはどうにかしてアメリカ合衆国を繋ぎ止めておきたい。このため、オランダ王室はトランプ大統領を王宮で接待した。ただその報道ぶりはなかなか辛辣なもの。ルッテ事務総長はアメリカにへつらっているとしてお…
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【ABCニュース】イランの核開発は壊滅的被害を与えなかったと軍の初期リポートが示唆
冒頭のニュースは軍の初期リポート。イランの核兵器開発能力は失われておらず数ヶ月の遅れをもたらしただけなのではないかという。ニュースには出ていないが、トランプ大統領はSNSの投稿(すべて大文字)でマスコ…
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立憲民主党が蓮舫氏を比例擁立で浮かび上がる課題
立憲民主党が蓮舫氏を参議院比例で擁立するという。参議院・立憲民主党の強力な戦力だったのだから「結構なことではないか」と思うのだがなぜか反対意見が多いそうだ。内向き化する立憲民主党が参議院選挙に自身を持…
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トランプ大統領がNATOの集団防衛義務に疑義 問われる日米同盟へのコミットメント
NATO首脳会談に出席するトランプ大統領がNATOの集団防衛義務に疑問符を投げかけNATO加盟国に波紋が広がっている。 この発言は日米同盟の有効性にも疑問符を投げかけるものになるだろうが日本のメディア…
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卑語を使いイスラエルとイランを罵る トランプ大統領が抱え込んだ火種
トランプ大統領がイスラエルとイランの間の停戦を宣言した。その後無事に停戦は成立し、中東に束の間の平和が戻ってきている。日本ではイスラエルの勝利・イランの敗北とみなす論調が主流のようだ。 しかし、ABC…
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【ABCのニュース】トランプ大統領がイランとイスラエルの完全な和平を主張
トップニュースはイランの米軍基地への反撃からトランプ大統領が主張する完全な和平までのジェットコースターのような経緯を扱っている。準兵器級の濃縮ウランは行方不明になっているそうである。現在イランは「最終…
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実は騙し討だった トランプ大統領の一連の行動分析が進む
アメリカ人は成果を上げるためなら何をやってもいいと考えることがあり、これをむしろ戦略的賢さだと考えるところがある。特にトランプ大統領はその傾向が強い。 次第に今回の軍事介入でトランプ大統領が「騙し討ち…
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「作戦は成功せり」 イランがカタールの米軍基地にミサイル発射
どの国にも「大本営発表」というコンセプトはあるようだ。イランがカタールの米軍基地にミサイルを撃ち込み「作戦は成功した」と発表した。実際は事前通告の後にカタールとアメリカに迎撃させており国内向けの演出だ…
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辞任会見も噂された石破総理 NATO首脳会談から逃走
Xのトレンドワードに「辞任会見」と出ていた。辞任会見と思ったが単なる夢をダラダラ語る会見だったとする揶揄する投稿が多くありトレンド入りしたようだ。ここまで嫌われているのかと感じた。そんな石破総理だがN…
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真夜中の鉄槌 アメリカの参戦で世界は無法地帯に
アメリカ合衆国がイランの核施設を攻撃した。「真夜中の鉄槌(ミッドナイトハンマー)」と名付けられたこの作戦でついに世界は国際法が無効な無法地帯になった。 現在イランがホルムズ海峡を封鎖するのではないかと…
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石破総理がついにフリーズ – イスラエル・イランの戦争を巡り
アメリカ合衆国がイランに対する攻撃に踏み切った。この受け止めを聞かれた石破総理はついに判断停止状態に追い込まれてしまったようだ。記者たちに受け止めを聞かれたが答えられなかった。 本来なら批判したいとこ…
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都議会議員選挙は石破総理に厳しい結果に
都議会議員選挙が行われた。小池与党は過半数を維持したが自民党と公明党は議席数を落とした。国民民主党が意外と躍進し9議席を確定させたが石丸新党(再生の道)は議席が獲得できなかった。 都民ファーストは単独…
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【速報】アメリカ合衆国がイランとの戦争に参戦
アメリカ合衆国がイランの3つの核施設を攻撃した。ナタンズ・フォルドゥ・イスファハンになる。ABCニュースの土曜版が放送されたときにはB2戦闘機が移動していると言うニュースになっており、その後SNSでの…
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こんな法案は審議するに値しない 参院議運が減税法案を斬って捨てる
国際的には安全保障の根幹に関わるような重要な次々に起きているが日本の議会政治は極めて平和で与野党ともプロレスを繰り広げている。 野党が衆議院の財政金融委員長のクビを切ってまで推進したガソリン法案だが予…
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エルドアン大統領がイランとアメリカの間を仲介しようとしたが失敗
AxiosがScoop: Trump’s backchannel to Iran failed after supreme leader went darkという記事を出している。 G7サ…