ガザ地区の状況はますます悪化している。国際的な批判を避けるためにイスラエルは支援物資の提供を許可した。しかし220万人のニーズを満たすことなどできず、食料の奪い合いから死者も出ているそうだ。国連のパレスチナ代表は現地からの手紙を読もうとしたが途中で感極まって泣き出してしまった。
イスラエルのガザ侵攻はますます激しさを増している。国際的な批判を避けるために援助物資の投下を許可した。ところが220万人の食料ニーズを満たすことなどできるはずもなく食料の奪い合いで4人の死者が出たとAPが伝えている。
国連ではパレスチナの代表が国際的な支援を求める訴えを起こした。現地からの手紙を読もうとした代表は途中で感情が抑えられなくなり涙を流している。
世の中にはこんな残酷なことがあるのだと改めて感じる。
と同時にこのような情報をシェアすると
- 国際社会のリアリティとはそんなものだ。
- パレスチナの人たちがなんの努力もしていない。経済的弱者には当たり前の境遇だ。
- 世界にはガザ地区よりもっと悲惨なところがいくらでもある。ガザの問題だけを騒ぐべきではない。
などという一見冷静を装ったコメントが多く寄せられるのも事実である。
国際的な困窮に同情を寄せる人も大勢いるが、困窮をネタに自分を大きく見せたい人や、共感している人を困らせて優位に立ちたい人というのが大勢いるというのも政治情報のリアルである。
こうした国際紛争についてまとめていると、確かに国際紛争は人々の欲得が絡む極めて醜いものだと感じる。だがこうした他人の不幸をネタに自分を優位に見せたいという愚かな願望も多いことがわかる。
戦争はそれ自体が醜いのはもちろんだが、その醜さを通じてそこに群がる人々の醜さをより一層際立たせるのかもしれない。
Comments
“ガザ地区は支援物資を巡り死者もでる混乱” への2件のフィードバック
冷笑主義って奴ですね。そう言う人が言いたがる事は大抵「強い者だけが
勝つんだ、そしてその強い者に黙って従っていればよいのだ」と言う事だけで
権威主義も兼ねてるのは間違いないでしょう。
まあそれ以外の正解を一切知らない自分が愛されてない(と感じ続けてる)
からこそそういう結論に至ったのはあるんでしょうけど…。
この冷笑主義なんですが、私もQuoraではちょっと文体を変え始めており閲覧とフォローが伸びてきているんですよね。ちょっと突き放した冷笑的な感じで「しらんけど」みたいな調子。一定のニーズが日本でもあるという実感があります。冷笑主義というか「政治では何も変わらないのだ」というニヒリズムというかは別ですが、決して対岸の火事ではないと感じます。