イーロン・マスク氏については実に様々な評価が出ており、Quoraの政治スペースでも「人気」の人物だ。本人がアスペルガーを自称していることもあり「後先考えずに好きなことを話してしまう」人物だと考えてきたが、中には極めて計算高い人物で取るものを取ったから政権から距離を置くのだろうと指摘する人もいる。
そんなマスク氏の新たな情報がある。選挙活動中に大量の薬物を接種していたのではないかという。つまりハイになって大統領を応援していたというのだ。
オリジナルのソースはNYTだそうだが、今回はBloombergの引用記事を読んだ。
もともとマスク氏は薬物を接種していたようだが選挙期間にそれ以上の大量薬物を摂取していたという。薬物の内容はケタミン・MDMA・マジックマッシュルームなどだそうだ。個人的には試したことがないためどんなものなのかはさっぱりわからないが精神を高揚させる働きがあるのではないかと思う。
イーロン・マスク氏は極めて計算高い人物で、取るものを取ったから連邦政府の仕事から退くのだと言う指摘をする人がQuoraにいた。確かにそうした人物像を否定することはできない。
しかし本人はアスペルガーだと主張している。実際の診断結果かどうかはわからないが多動性があり常識的な集団行動は苦手なのだろうという気がする。
世間が考える常識が理解できずそれを飛び越えた発想をするからこそテスラ車を成功させる事ができたと考えられる。
ただし自分が言ったことが周りにどんな影響を与えるのかが理解できないため、政治は彼にとっては最もふさわしくない分野だろう。
実際に政治に関わってからのマスク氏にはろくな評価がない。テスラ社は人材紹介会社を通じて代わりの人材を探していたとされている。会社が大きくなればなるほど破壊的イノベーターではなく政治的な会社広報が求められるようになる。
しかし今回の薬物摂取報道を見るとマスク氏の常識を超えた数々の言動は(少なくとも政治に関わるようになってからは)単に薬物の影響を受けていたものだとも考えられる。
CBSのインタビューで「トランプ大統領の政策にはがっかりした」と主張したのも後先を考えない言動といえる。ABCニュースはこれを「批判だ」と表現した。実際にマスク氏の行った削減の効果はそれほど大きくないとされておりアメリカ連邦政府の財政はますます悪化するのではないかとの懸念が高まっている。
しかしマスク氏は悪びれることなくトランプ大統領の後ろに立って共同記者イベントに出席し「きれいに政府の仕事から手を引いて」みせている。そのうちまとめの記事も出るだろうからそのときに内容を読んでみようと思う。